Daddy Report

親バカパパの家事や育児のこと

息子の野菜嫌いをソフリットで克服!ソフリットの栄養価と簡単調理法!

野菜嫌いな息子のためにソフリットを作りました


夏くんは野菜が嫌いです。


始めて見る野菜類は、頑として口にいれません。


口にいれたとしても、苦味・酸味などを感じるとすぐに吐き出してしまいます。


先日もトマトを口にいれたら吐き出し、椅子の上に立ちあがり『すっぱいー!すっぱいー!』とヨダレをダラダラ垂れ流していました。


んな、大袈裟な…。


慣れてくれば食べられるようになるかなあ、と思っていたのですが、月日がたってもいっこうに食べる気配はなし。


さらに野菜不足からかうんちもコロコロ、便秘ぎみにに…。


これはまずい。


どうにか野菜を食べてもらうために最近は色々考えていたのですが、学生の頃に作ったことのある『ソフリット』の存在を思い出しました。

 

ソフリット(伊: soffritto)は、香味のある素材を調理用油脂で炒めて作られる料理の基礎である。

 

素材が追加されるが、その内容は、野菜(ニンジン、セロリ、アーティチョークなど)、キノコ、プロシュット、マグロ、オリーブなど、極めて多岐にわたる。しかし、通常こうした素材の風味が食事に加わると考えられているから、その選び方が自由に行なわれることはない。香味のある素材を炒めることで素材のうまみが引き出され、素材の香りが油脂に溶け出す効果がある。ソフリット - Wikipedia


学生時代に料理にハマり、ミートソースやらトマトソースやらを作る際に行き着いたものです。


資金が続かず、私の料理ブームは終焉を迎えたんですけどね!


そのまま記憶の彼方に葬られていたのですが、息子の野菜不足解消のために色々考えていたら、久しぶりに思い出しました。


ソフリットなら、無理なく野菜をとれそうだ…!


と、いつもの思い付きでこの週末はソフリットを作ることに。


学生当時は単に旨いものを作るのに行き着いたソフリットですが、今回は息子の体に入るので、栄養価について調べてみました。


料理によって分量や加える食材は変わるのですが、今回は旨味ではなく、息子に野菜をとってもらうのが目的なので、『ニンジン』『玉ねぎ』『セロリ』のスタンダードなソフリットについて調べました。


誰かまとめといてくれよ…。


調べるの時間かかったぜ…!!

 


ニンジンの栄養素と食べ始め時期

《ニンジンに含まれる栄養》


・ビタミンB
・ビタミンC
・カルシウム
カリウム
・カロテン
・リン
・鉄分


さらに食物繊維が豊富!


その中で注目すべきは『カロチン』。


聞きなれない栄養素なのですが、このカロチンってやつは体内に入るとビタミンAに変換されて、免疫機能促進に非常に効果があるとのこと。


親にとって子供の免疫力は、非常に気になるものですよね。


そんな中でニンジンを食べてくれると、すごく安心します!


ニンジンが食べられるようになる時期ですが、ニンジンは離乳食や幼児食に代表される野菜のため生後半年から摂取可能です。

 


玉ねぎの栄養素と食べ始めの時期

《玉ねぎに含まれる栄養素》


オリゴ糖
カリウム
・炭水化物
・カルシウム


正直、他の野菜と比べて栄養がたくさん含まれているというわけでは無さそうですが、どうやらこの玉ねぎは、ビタミンBの吸収を促進する効果があるようです。


つまりニンジンの栄養を吸収するのに、大いに役立つということです!


そして加熱すれば甘味が増すので、食べやすさにも一役買ってくれるというわけです。


抜きん出た栄養素がなくても私は好きだぜ、玉ねぎ。


お前の努力は報われているぜ…!


そして玉ねぎの摂取可能時期ですが、こちらもニンジン同様生後半年から摂取可能です。

 


セロリに含まれる栄養素と食べ始めの時期


《セロリに含まれる栄養素》


カリウム
・ビタミンU
・ビタミンC
・ビタミンA


ゲシュタルト崩壊しそうなほど、ビタミンの宝庫じゃないですか!


セロリも玉ねぎと相性が良さそうです!


ビタミンUは聞きなれないですが、『キャベジン』とも呼ばれるようです。


名前から察しがつくように、胃腸を整える効能があります。


さらに注目すべきは『カリウム』。


どうやらこのカリウム、セロリの代名詞といっても過言ではないほど多く含まれているようです。


余分な塩分を排出し、血圧をおさえるのに効果があるとのこと。


体に良いことはなんとなく知っていましたが、体調を整えるのにうってつけの食材らしいです。


君の苦味、今まで避けていて済まなかったね…!


そしてセロリの摂取可能時期ですが、生後9ヶ月頃から可能となります。


ソフリットの栄養価


つまりソフリットの栄養価は、


・ビタミン豊富!
・免疫促進!
・体調を整える!
・食物繊維で便秘も解消!


さらに加熱で栄養は失われにくく、むしろ吸収されやすくなるようです。


なにその万能っぷり!


イタリア料理発祥らしいのですが、なんでこれ流行らないの?


先人の知恵ってすごいな。


実際の調理


実際の調理は、時間はかかりますがすごく簡単。


ニンジン・玉ねぎ・セロリをみじん切りして、たっぷりオリーブオイルで炒めるだけ。


焦げには注意しましょう。


分量は好みだったり、料理によって違うようです。


調べてみるとざっくりした分量でも大丈夫そうなので今回は、

玉ねぎ:ニンジン:セロリ=2個:2本:1本でつくりました。(かなりアバウトです)


1.まずは食材をみじん切り


まずはみじん切り。


ちなみに私は、玉ねぎ以外の食材をみじん切りしたことがありません。


まとめてフードプロセッサーにドーン!です。


2.フライパンに全部ぶちこみ、20~30分程炒める


みじん切りできたら、たっぷりオリーブオイルで炒めていきます。


今回はオリーブオイル大さじ6で炒めました。(これだけは分量図りました)


オリーブオイルは温めなくてもOK。


火を付けてすぐに野菜を入れて、だいたい20分~30分程炒めていきます。


3.たまにかき混ぜ、炒めていく


たまにかき混ぜながら、中火で炒めていきます。


段々と量が減っていきますが、栄養が凝縮されていくのをニヤニヤしながら見守ります。


4.焦げないように気を付け始める


量が減って、きつね色になってきます。


このあたりから気持ち火を弱めて、焦げないように気を付けます。


5.色が変わっていくのを見逃さない
料理サイトによると、きつね色から飴色になるようです。


といっても、私には飴色がどんな色かわかりません。


きつね色から味噌の色位になったら火を止めました。


6.歯応えがなくなったら完成


野菜に歯応えがなくなったら完成のようなので、食べてみると…。


甘いぃっ!


セロリの苦味など感じない!!


砂糖とは違う、言い表せない甘さです!!


というわけで、たぶん完成です。


早速ハヤシライスにソフリットを入れて煮込んでみました


一口食べてみて、あまりの甘さにテンションが上がり、『夏くん!めっちゃうまい!食べてみて!』と口元に持っていくも、見たことのない食べ物のためか、渋い表情をして顔を背けてしまいました。


おぉ、そうだよな。


まあ、いいよ。


今日は君の好きなハヤシライスにもりこんでやるからな!


というわけで料理続行です。


ハヤシライス自体は市販のルーを使った、至って普通のハヤシライスですが、こいつにソフリットを混ぜ入れて煮込みます。


味見などはしていません。


きっと美味しくなっているはずだから…!!


早速実食してみました


早速夏くんに作ったハヤシライスを食べさせます。


すっかりスプーンを使うのが上手になった息子。


丁寧に細切りした玉ねぎを手でどけながら食べています。


相変わらず野菜は頑として口にしません。


しかし、ソフリットはうまくルーのなかに紛れているので、もくもくと口に運んでいます。


うまそうに食べておる!


まぁ、好物だからな!


そしてあっという間に完食!


おそまつさまでした!


何故ソフリットが流行らないの?


・栄養価が高い
・子供が食べやすい


幼児食において、上記はかなりメリットが高いように思いますが、ソフリットって何で世間で流行らないのでしょうか。


ソフリットが流行らないのが不思議だったのですが、おそらく調理に時間がかかるのが大きな原因かなぁ、と思います。


ワンオペ育児家庭等では、動き回る子供を見ながら、一時間近くキッチンに立つことはなかなか難しいのが現状です。


まぁ、そこは旦那様の出番です。


旦那様自ら調理しても良いですし、奥様が調理している間に子供の面倒を見たりすれば時間は作れます。


さらにソフリットの大きなメリットとして『保存がきく』というのもあります。


週末に作っておき、小分けして冷凍保存しておけば、平日の奥様の料理負担も大幅に減らせます。


ソフリット+コンソメキューブで、野菜スープも簡単に作れますし、解凍してレトルトカレーに混ぜても甘くて食べやすいみたいです。


なにより、普段からしっかり野菜を食べているという安心感は、親にとってかけがえのないものです。


ぜひ週末は旦那様がキッチンに立って、子供の体調管理に一役買ってみてはいかがでしょうか。