Daddy Report

親バカパパの家事や育児のこと

パパの奮闘記!息子がお風呂を好きになるまでの苦労話

夏君はお風呂が大好きです。

 

遊んでいたり、眠かったりするとさすがにぐずりますが、いざお風呂に入るとご機嫌になります。

 

むしろ、服を脱がせると、自分から走ってお風呂に向かっていきます。

 

お気に入りのおもちゃもあるので、お風呂で大人しくしています。

 

世間でよく聞く脱走行為みたいなのも特にはないです。

 

息子は今でこそお風呂大好きですが、以前はどうやっても嫌がりました。

 

お風呂の最中は泣き続け、虐待を疑われるんじゃないかというレベルの叫び声をあげていました。

そんな息子が、紆余曲折を経て、今ではお風呂が大好きになりました。

 

『息子にいったい何が起こったのか。

父と子の苦悩を描く、感動のドキュメンタリー』

をお伝えしたいと思います。

 

※感動の度合いには個人差があります。私は思い出して感動しますけどね!

 

苦労の日々!どんなに泣いても動じないフリをして乗り切る毎日

以前は、泣いて嫌がる息子を抱えてお風呂に向かい、ベビーバスにつからせ、泣き続ける息子をあやしながら体を洗う毎日でした。

 

その当時は何をしても泣き止まないので、息子の泣き声に動じないように、淡々と洗っていました。

 

洗いながらも『コミュニケーションだ!』と声をかけ続けます。

 

私「大丈夫だよー」

私「あったかくて気持ちいいねー」

私「次はどこをピカピカしようかなー」

 

息子、無視。

 

ひたすら泣き続けます。

 

それでも私は、めげずに声をかけ続けます。

 

私「はーい、足の裏ゴニゴニー」

私「はーい、逆のてっても洗うよー」

私「はーい、きれいになったねー、がんばったねー」

 

子供が小さいうちは、長湯はよくないらしい、と何かで読んだので、早々に上がらせる。

 

体を拭いて、ローション・クリームを塗り、おむつと服を着せて妻にタッチ。

 

この間私は濡れ鼠。

 

寝かせつけは妻にお願いして、私は風呂に戻ります。

 

そして体を洗い、私も早々に上がります。

 

まさに五里霧中の暗中模索…!!なんか色々試してみた。

息子のギャン泣きに動じないフリをしてきましたが、日に日に辛くなっていく。

 

見かねた妻が代わると、すぐに泣き止む息子。

 

心が折れそうだ。

 

何度も妻に訴えようと思いますが、その度に飲み込む私。

 

この頃の私は、家事などほとんどしていなかったので、妻に訴えようものなら

 

妻『何にもしないんだから、お風呂くらい入れてあげてよ!』

 

と言われることは目に見えています。

 

でも、毎回泣かれるのは辛いなー。

 

下手すると、虐待だと思われそうだなー。

 

そんな日々のなかふと、息子のことを考えてみました。

 

『子供が泣くときは、何かのサインだ』

 

という言葉も同時に思い出した。

 

泣いて訴える我が子の声を、私は無視し続けていた。

 

なんてひどい父親だ!

 

後悔の念が、私の中を駆け巡りました。

 

そして、同じ過ちを繰り返さんと、できの悪い頭で必死に考えます。

 

息子は何を訴えているんだろう。

 

妻に変わると、途端に泣き止むのは何故だ。

 

そして色々考えた末に、なんか普通の答えに辿り着きます。

 

…妻と比べて私には『安心感』がないからではないだろうか。

 

だから私がお風呂に入れると不安になって、妻が変わると安心して泣き止むのではないか。

 

そうだ、そうに違いない。

 

仕事が忙しく帰りが遅い私は、息子と一緒にいる時間が妻より少ない。

 

そんな私じゃ安心できるはずがない。

 

だからといって、息子と一緒のお風呂タイムを投げ出すことなどできない。

 

息子に安心感を与えるにはどうしたら良いのだ…!試行錯誤の日々

私はあるいくつかの方法を考え、試してみることにしました。

 

・私でも安心してくれるように、今までよりもスキンシップを増やす。

 

・妻の真似をして、安心感を演出する。

 

そしてこの作戦は翌日から決行されました。

 

まずはスキンシップだ!

 

今までよりも頭を撫でて、手を握り、ほっぺにキスをします。

 

嫌がる息子、止めに入る妻。

 

ほっとけ、私だって必死だ。

 

続いて私は私は妻の観察をはじめます。

 

妻の手の握り方、妻のうたう歌をチラチラと観察します。

 

そしていざ、お風呂タイム。

 

ベビーバスに浸からせ、妻のように手を握り、妻と同じ歌を歌います。

 

我ながら完璧な『安心感』の演出だ。

 

息子ギャン泣き。

 

アヒルのおもちゃになど見向きもしない。

 

私の仮定は間違っていたのか…??

 

成す術もなく私はいつものように息子を洗い上げるのでした。

 

さらに息子を観察してヒントを探ってみる

今にして思えばなんですが、恐らく当時の私の仮定は間違っていなかったのではないかと思います。

 

ですが、妻のうわべをなぞるだけのような接し方では、効果がなかったのではないかと思います。

 

しかし当時の私は、そんなことは知るよしもなく、色々と試す日々を送っていました。

 

・防水スピーカーで、好きな音楽を鳴らしながら入浴
・手を握りながら入浴
・あぶくを作るなど、思い付くお風呂遊びを試す
・シャンプーで奇抜な髪型にして笑いを誘ってみる

 

等々、本当に色々試しました。

 

ですが息子には、どれも目に見えて効果はなく、とうとう開き直って別の解決策を模索します。

 

安心感は答えではなかった。

 

だとすれば、何が正解なのだろうか(育児に正解はないとよく言われます)。

 

そういえば、お風呂以外は妻が多少離れても泣かないな。

 

ズリバイで動き回り、おもちゃで遊んでいる。

 

そして、私にもすり寄ってくるし、私に向けて笑顔を振りまいてさえいる。

 

私がアホな動きをすれば、声をあげて笑っている。

そうだ。

 

妻のように安心感を与えられないのであれば、『楽しい』で上書きすればいいんじゃね?

 

突如私に光明がさします。

 

でも、アヒル隊長とかお風呂遊びには見向きもしないしなあ。

 

…そういえば最近、100均のシールを至るところに貼ってあそんでいる。

 

貼った後に剥がして、また貼ったりしてる。

 

今、息子のなかでシールが熱い。

 

…そうだ。

 

お風呂に張り付けるおもちゃ買ったらいいんじゃね?

 

早速妻に相談します。

 

私「最近夏君がアヒル隊長で遊ばない」

 

妻「みたいだねー。泣き叫んでるもんね」

 

私「なんか、お風呂に張り付けるおもちゃあるじゃん。あれ買ってあげたい」

 

妻「いいかも。最近シールがマイブームだもんね」

 

というわけで即決。

 

週末に買いに行き、某菓子パンのヒーローのおもちゃをゲット。

 

数字のやつとか、ひらがなのやつとかもありましたが、目的はお風呂を好きになってもらうことだったので、勉強系は除外しました。

 

ちなみに菓子パンマングッズも、これがはじめてでした。

 

今晩のお風呂がたのしみだぜ!

 

ようやく出口が見えた入浴タイム!息子のお風呂大好きライフのはじまりだひゃっほい!

 

結果から書くと大成功でした。

 

すぐにカビるかと思っていたおもちゃも、約1年たった今でも健在。

 

けっこう初期に端の方がが剥がれ始めたんで『3ヵ月もてば良いか』くらいに思っていたのですが嬉しい誤算です。

 

当日は、お風呂に入れた瞬間はやはり泣き叫んでいました。

 

そして満を持して『菓子パンマン』の登場です。

 

始めは泣き叫んでいた息子。

 

私「夏君見て見てー!」

 

と、お風呂のヘリに張り付けます。

 

あれ?泣きながらだけど、なんか見てる。

 

別の菓子パンマンを張り付けてみると興味津々のご様子。

 

だって超見てるし。

 

『しめた』と思った私は、すかさず息子の手に『バイ菌の人』を握らせます。

 

おぉ!自分で張り付けておる!

 

泣き止んでおる!

 

楽しんでおる!!!!!

 

まだまだ、貼ったり取ったりはうまくできないですが、それでも夢中で遊んでいます。

 

あれだけ苦労したのに、結局おもちゃかよ!

 

と思いましたが、そんなもんなんだろうなあ。

 

それからは、服を脱がす→オモチャを握らせるというルーティンを定着させ、息子が自らお風呂に向かう習慣を身に付けせることに気をおきながら過ごすと、息子は自らお風呂に向かい、お風呂ライフを満喫するようになりました。

 

今ではお風呂が大好きすぎて、上がるのを嫌がるほどになっています。

 

それはそれで苦労しますが、私なとって息子とのお風呂タイムは、かけがえのないものになっています。

 

終わりに

我が家では結局『気に入るオモチャを買う』という普通の解決方法至りましたが、ご家庭によって解決方法は様々だと思います。

 

だって子供も一人の人間、好き嫌いは様々ですから。

 

それぞれのご家庭で、子供とのコミュニケーションを通じて解決方法を探ってみるこをおすすめします。

 

私の備忘録ですが、参考になれば幸いです。